SoulVid
Upgrade

ジャンル別AIミュージックビデオプロンプト:すぐ使える20のアイデア

ポップ、ヒップホップ、R&B、EDM、ロック、Lo-fi、アニメMVなど、ジャンル別に使えるAIミュージックビデオ用プロンプト20個と、カメラワーク・配色・絵コンテのコツを紹介します。

私がこれまで書いた中で、いちばん手抜きだった AIミュージックビデオ用プロンプトは、たぶん「cinematic pop music video, stunning, epic」です。出来上がった映像は確かに派手。でも、曲とのつながりはほとんど感じられませんでした。そこで気づいたのが、ジャンル名は魔法の呪文ではなく、色、場所、カメラワーク、編集テンポへ分解できる映像のヒントだということです。

この記事では、代表的な10ジャンルと、そのまま書き換えて使える20個のMVプロンプトを紹介します。ポップ、ヒップホップ、R&B、EDM、ロックから、Lo-fi、シティポップ、アニメ風、映画音楽までをカバー。どの例も、AIに1曲丸ごと任せるのではなく、まずはコントロールしやすい1カットを作る設計です。

先に答えると、使いやすいAIミュージックビデオ用プロンプトには、曲のセクション、被写体、動作、場所、カメラワーク、照明、編集テンポ、アスペクト比、そして一貫性を保つためのビジュアルアンカーを入れます。

歌詞クリップ、Reels、動くカバーアート、フルMVの絵コンテなど、用途別の例も探しているなら、AIミュージックビデオ用プロンプト30選もあわせてどうぞ。この記事では、もう一歩踏み込んで「ジャンルごとに、どんな画にすればいいのか?」に集中します。

この記事の作例で使うAI動画生成ツールはSoulVidです。会話しながら動画を作り、映像の細部を段階的に調整できます。記事を読みながらSoulVidのミュージックビデオメーカーを開き、そのまま試してみてください。

ジャンル別AIミュージックビデオ用プロンプトとMV絵コンテのビジュアル
ポップ、ヒップホップ、R&B、EDM、ロック、Lo-fiなど、ジャンル別のMVカットを作業台で設計するAI動画クリエイター

使えるAIミュージックビデオ用プロンプトは、ジャンルをカットに分解する

公開されているミュージックビデオ用プロンプトのガイドを見ても、効果的な例はジャンル名だけで終わりません。MVLANDはヒップホップ、ポップ、EDM、R&B、インディーなどに分類し、CREATUS.AIは被写体、動作、場所、時間、カメラ、スタイル、色へ分解しています。MusicSeedの例でも、ジャンル名だけでなく、場所、光、雰囲気が繰り返し指定されています。

私がいちばんよく使う基本形はこちらです。

[曲のセクション]用に、[尺]、[アスペクト比]の[ジャンル]ミュージックビデオを作成する。[被写体]が[場所]で[具体的な動作]をする。[カメラワーク]、[照明]、[編集テンポ]を使い、[動作/シーンの変化]を[歌詞/ビート/ドロップ]に合わせる。[人物/小道具/色/衣装]の一貫性を保つ。

特に大切なのは、次の3点です。

  • エネルギーでカメラの速さを決める: 静かなヴァースには、ゆっくりした寄り、固定ショット、ディテールのクローズアップが合います。大きな動きや速い切り替えは、サビやドロップまで取っておきましょう。
  • 感情を撮影できる状況に変える: 「孤独」とだけ書かず、「午前3時、誰もいないダイナーの窓際でひとり座り、ガラスを流れる雨を見る」とします。
  • 音のスケールに合う空間を選ぶ: ささやくようなR&Bは、山頂よりも部屋の中のほうが自然です。壮大な映画音楽なら、その逆が似合います。

もうひとつ、正確な歌詞を動画モデルに直接生成させるのはおすすめしません。文字は崩れやすいので、構図に字幕用の安全エリアを残し、歌詞は編集時に追加するほうが手堅いです。

10ジャンルのMVビジュアル早見表

ジャンル 相性のよい映像表現 おすすめのカメラワーク 代表色 向いているセクション
ポップ/Dance Pop 明るいスタジオ、表情、ダンスのフック 固定、寄り、きれいなクイックカット 赤、青、明るい黄 サビ、告知クリップ
ヒップホップ/Rap/Trap ストリート、ガレージ、強い立ち姿、小道具 ローアングル追従、手持ちクローズアップ 黒、赤、寒色の緑 ヴァース、パンチライン
R&B/Soul 夜景、反射、布地、近い距離感 スロープッシュ、横移動、マクロ ワインレッド、アンバー、濃紺 ヴァース、スローなサビ
EDM/House/Techno 幾何学空間、光の変化、反復動作 オービット、俯瞰、ビートカット 白、シアン、ネオンレッド ビルドアップ、ドロップ
ロック/オルタナティブ/Metal リハーサル室、ステージの細部、粗い粒子感 手持ち、ローアングル、高速インサート 黒、スチールグレー、暖白 サビ、演奏パート
Indie/Folk/Acoustic 小さな部屋、道路、自然光、生活感 ゆっくりした追従、固定の引き ハニー、草色、グレーブルー ヴァース、アウトロ
Lo-fi/Chillhop ひとつの部屋、雨の窓、小さな反復動作 わずかなドリフト、シームレスループ 暖色の黄、深緑、霧の青 全曲ループ、インスト
City Pop/Synthwave 夜のドライブ、レトロな街、アナログ機器 車窓追従、ゆっくりした横移動 ピンク、シアン、アンバー イントロ、サビ
K-pop/J-pop/アニメMV キャラクター軸、スタジオ、ダンス、感情の寄り 固定の全身、素早いクローズアップ 高彩度の多色 サビ、ダンスフック
映画音楽/Ambient/クラシック 広大な空間、最小限の人物、自然現象 空撮、スローオービット、長回し 白、金、寒色の青 クレッシェンド、クライマックス、アウトロ

1. ポップとDance Pop:最初の1秒で記憶に残す

ポップで大切なのは、画面に全色を詰め込むことではありません。主役、動作、サビのフックがひと目で伝わることです。背景をすっきりさせるほど、表情、衣装、振り付けが印象に残ります。

プロンプトA:鮮やかなスタジオのサビ

おすすめ: 明るいポップ、サビの告知、アーティストイメージ映像。

8秒、縦型9:16のポップソングのサビ映像を作成する。短い髪の若いシンガーが鮮やかな赤いジャケットを着て、大きな青い幾何学セットのあるスタジオ中央に立つ。サビが始まったらカメラへ2歩近づき、レンズを指さす。胸上のスロープッシュを使い、最も強いドラムの一打で全身ショットへ1回だけ切り替える。照明は明るくシャープにする。顔、赤いジャケット、青いセット、髪型を統一し、上部中央に字幕用スペースを残す。

プロンプトB:夕暮れの屋上サビ

おすすめ: 青春ポップ、希望を感じる短尺動画。

7秒、縦型9:16のDance Popサビ用ティザーを作成する。シンガーが夕暮れの街の屋上で風を受けながら、上半身だけの簡単な動きを3つ行う。遠くの街明かりが点灯し始める。カメラはミディアムショットで固定し、3つの動きをそれぞれ3回のスネアに合わせる。最後は最初のポーズへ戻してループさせる。コーラルレッド、スカイブルー、自然な肌色を使い、衣装、人物の位置、水平線を統一する。

私の調整メモ: カラフルな炭酸飲料をひっくり返したような画になったら、ダンサー、スモーク、余分なトランジションを削ります。主役ひとりと、覚えやすい動作ひとつで十分です。

2. ヒップホップ、Rap、Trap:形容詞より立ち姿を強くする

「豪華」「ダーク」「ストリート」は方向性にすぎません。どう歩くか、カメラをどこまで低くするか、歌詞とつながる小道具は何か、パンチラインで何が起きるかを決めると、Rapらしい画になります。

プロンプトA:地下駐車場の追従ショット

おすすめ: Trap、アーバンRap、自信をテーマにした曲。

8秒、16:9のヒップホップMVショットを作成する。黒いレザージャケットのラッパーが、雨上がりの地下駐車場をひとりで歩く。赤いテールライトが濡れた床に反射している。膝の高さからローアングルで追従する。強いビートでラッパーがカメラを向き、重要な歌詞をひと言発する瞬間に、カメラも短く前へ寄る。背景は黒い車1台だけにし、群衆は入れない。ジャケット、車、赤い反射を統一する。

プロンプトB:小道具で見せるパンチライン

おすすめ: 明確な象徴や対比が歌詞にある曲。

6秒、縦型9:16のRapビジュアルを作成する。止まった銀色の腕時計をクローズアップし、次に誰もいない地下鉄ホームでカメラを見つめるシンガーへ切り替える。最後の列車が背後を高速で通過する。3つのショットをベース、スネア、パンチラインに合わせる。寒色の緑がかった蛍光灯と、わずかな手持ち感を使う。腕時計、ジャケット、ホームの向きを統一し、画面内に文字を生成しない。

私の調整メモ: 街区全体、スポーツカー10台、大勢の人を入れると、全員が主役の座を奪い合います。ひとつの小道具に歌詞を語らせたほうが、むしろ迫力が出ます。

3. R&BとSoul:速度を落とし、細部に語らせる

R&Bは、反射、布、手、呼吸、視線の小さな変化と好相性です。次々とカットを変えるより、ゆっくり安定して寄る1ショットのほうが、曲の親密さに合うことがあります。

プロンプトA:雨の夜の車窓

おすすめ: スローR&B、別れ、会いたい気持ちを描く曲。

8秒、縦型9:16のR&Bヴァース映像を作成する。路肩に停車した車の中にシンガーが座り、雨粒のついた窓へ横顔が映っている。街の明かりが反射の中をゆっくり流れる。肩越しから横顔へゆっくり寄り、歌詞の一節が終わるとシンガーがスマートフォンへ目を落とす。ただし画面の文字は見せない。濃紺、ワインレッド、柔らかなアンバーを使い、顔の反射、雨の方向、衣装を統一する。

プロンプトB:深夜のリビングのディテール

おすすめ: Soul、じわりと盛り上がるラブソング、控えめで官能的な雰囲気。

10秒、16:9のSoulミュージックビデオを作成する。深夜のリビングで、ひとりの人物がソファの端に座り、古いレコードジャケットを指でそっとなぞる。部屋を照らすのは暖色のテーブルランプ1灯だけ。手元のマクロ、目元のクローズアップ、部屋のミディアムショットを順番に撮る。カメラはゆっくり動かし、ボーカルの間に合わせて編集する。ワインレッドの布、クリーム色の壁、濃い木目の家具を使い、空間と小道具の位置を統一する。

私の調整メモ: 「sensual」と書くより、光がどこから来るか、人物が何に触れるか、カメラがどれだけ近いかを伝えます。

4. EDM、House、Techno:ドロップを明確な出来事にする

電子音楽だからといって、ライトを激しく点滅させる必要はありません。静かで規則的なビルドアップを作り、ドロップの瞬間に色、空間、動作のどれかをはっきり変えるほうが効果的です。

プロンプトA:鏡張りの廊下のドロップ

おすすめ: Progressive House、Minimal Techno。

8秒、16:9の電子音楽映像を作成する。シルバーグレーの衣装を着たダンサーが、左右対称の鏡張りの廊下中央を歩く。最初の3秒は寒色の白い照明と一定の足取りだけにする。ドロップが来た瞬間、両側の照明を赤へ変え、ダンサーが止まって顔を上げる。同時にカメラがゆっくり半周する。人物、反射の数、廊下の構造、衣装を統一し、余分な人物や文字を入れない。

プロンプトB:俯瞰で撮るひとりのダンスフロア

おすすめ: House、Disco、リズムが明確な短尺動画。

7秒、縦型9:16のHouseミュージックビデオを作成する。黒いグリッド床の中央にダンサーがひとり立ち、真上から撮影する。4つ打ちのアクセントごとに、床の赤、青、金のエリアが順番に光る。ダンサーは簡単なターンと腕を上げる動作だけを行う。カメラをゆっくり時計回りに回し、最後は元の向きへ戻してループさせる。ダンサーを中央に保ち、衣装と床の線を統一する。

私の調整メモ: 照明卓のスイッチを全部入れたような映像になったら、群衆を外し、照明にはひとつのビートイベントだけを担当させます。

5. ロック、オルタナティブ、Metal:演奏の熱量と全員の乱舞は別物

バンド全員、楽器、観客、スモーク、高速カメラを同時に出すと、AI動画はかなり崩れやすくなります。まずボーカル、ギター、ドラムのどれかひとつを撮り、編集で熱量を組み立てましょう。

プロンプトA:リハーサル室のボーカル寄り

おすすめ: Indie Rock、Pop Rock、オルタナティブロック。

8秒、16:9のロックサビ用ショットを作成する。狭いリハーサル室で、ボーカルが有線マイクを握り、前へ向かって歌う。背後のメンバーはぼけたシルエットだけにする。胸上の手持ちクローズアップを使い、暖白色の天井灯と赤いサイドライト1灯で汗と空気中の粒子を照らす。最も強いドラムの一打で、マイクと手元のディテールへ切り替える。ボーカルの顔、黒いシャツ、マイク、背景の位置を統一する。

プロンプトB:Metalドラマーのインサート

おすすめ: Metal、Hardcore、重い演奏パート。

6秒、16:9のヘヴィメタルMV用インサートを作成する。黒い倉庫ステージで演奏するドラマーひとりだけを撮る。最初は上半身とドラムセットが入る横からのミディアムショットにし、続けてスティックがスネアとシンバルを叩く瞬間を2つの短いクローズアップで見せる。高コントラストの暖白色バックライト、深い黒の背景、わずかなカメラ揺れを使い、3回の強打に編集を合わせる。ドラムセット、スティック、衣装を統一し、観客は出さない。

私の調整メモ: 安定した楽器のディテールひとつのほうが、顔が変わり続ける4人のメンバーより、本物のMVらしく見えます。

6. Indie、Folk、Acoustic:小さな場所ほど物語が残る

この系統の魅力は、不完全さから生まれることがあります。自然光、古い家具、少し揺れるカメラ、作り込んでいないように見える生活の瞬間。花火を足す前に、木の扉がきしむ音だけで十分かもしれません。

プロンプトA:午前3時の無人ダイナー

おすすめ: Indie Pop、Americana、懐かしさのある物語曲。

10秒、16:9のIndieミュージックビデオシーンを作成する。午前3時、ひとりの人物が古いダイナーの窓際席に座っている。外は雨で、テーブルには飲みかけのコーヒーがある。店の反対側から引きの画で始め、ゆっくり寄る。人物は窓の外を見たあと、目を落としてコーヒーカップを回す。彩度を抑えた青緑、暖かなアンバー照明、16mmフィルムの粒子感を使い、席、カップ、衣装を統一する。

プロンプトB:川辺のアコースティックギター

おすすめ: Folk、Acoustic、シンガーソングライター。

8秒、16:9のフォークミュージックビデオを作成する。アコースティックギターを背負ったクリエイターが、早朝の川沿いの小道をゆっくり歩く。木漏れ日がジャケットと地面に落ちる。人物と平行にミドル距離で追従し、歌詞の間で、指先が背の高い草に触れるクローズアップへ切り替える。柔らかな緑、金、グレーブルーを使い、ギター、ジャケット、進行方向を統一する。

私の調整メモ: 親密な曲に大きな舞台は必須ではありません。迷ったら、すべての小道具が曲と関係を持つまで場所を小さくします。

7. Lo-fi、Chillhop、Bedroom Pop:ひとつのシーンで十分

Lo-fiの映像には、ひとつの空間、小さな反復動作、冒頭へつながる終わり方がよく合います。物語を詰め込むのではなく、もう1周見たくなるループを目指します。

プロンプトA:雨の夜のデスクループ

おすすめ: Lo-fi、作業用BGM、インスト配信の背景。

シームレスな10秒、16:9のLo-fi音楽ループを作成する。夜のデスクに、開いたノート、ヘッドホン、湯気の立つお茶を置く。窓の外では小雨が降り続き、ときどき手が1ページめくる。カメラはごくゆっくり横へ漂うだけにする。デスクライトが1回だけわずかに揺らぎ、最後のフレームを最初の構図へ戻す。暖かな黄、深緑、霧のような青を使い、机上の物、小雨、光を統一する。

プロンプトB:顔を見せないBedroom Pop

おすすめ: Bedroom Pop、匿名アーティスト、短い楽曲ティザー。

8秒、縦型9:16のBedroom Pop映像を作成する。ベッドの端に座る人物の後ろ姿、キャンバススニーカーを履いた足、音楽を流す小型スピーカーだけを見せ、顔ははっきり映さない。窓からの風で壁のポスターが揺れ、サビが始まると人物が軽くリズムを取る。自然な手持ち感、暖色のテーブルランプ、柔らかなフィルム粒子を使う。上部に字幕用スペースを残し、部屋の配置と衣装を統一する。

私の調整メモ: Lo-fiのプロンプトが大作映画の予告企画のように読めるなら、たぶん盛り込みすぎです。

8. City Pop、Synthwave、レトロ電子音楽:ネオンの置き場所を作る

レトロな電子音楽は、ピンクと紫のネオンだけになりがちです。車窓、カセット、ブラウン管テレビ、深夜のコンビニなど、実在感のある物をひとつ足すと、ただの壁紙ではなく物語になります。

プロンプトA:夜のドライブ

おすすめ: City Pop、Synthwave、懐かしいサビ。

8秒、16:9のCity Popミュージックビデオを作成する。助手席から、夜の街を走る道路を見る。運転する人物の横顔が車窓に映り、コンビニや高架道路の明かりが順番に通り過ぎる。カメラは窓の反射へゆっくり近づく。サビが始まると、遠くの赤信号が青へ変わる。ピンク、シアン、アンバー、自然な肌色を使い、わずかなアナログフィルム質感を加える。人物、車内、反射の向きを統一する。

プロンプトB:レトロなローラースケート場

おすすめ: Disco Pop、レトロダンス、軽快な短尺動画。

7秒、縦型9:16のレトロ電子音楽映像を作成する。シンプルな1980年代風ジャケットを着た人物が、誰もいない屋内ローラースケート場でカメラの前を滑る。天井のミラーボールが、ゆっくり動く光の点を落としている。ローアングルの固定カメラを使い、人物が通り過ぎるときに自然に1回ターンし、最後は開始位置へ戻る。暖かなアンバー、明るいシアン、少量のピンクを使い、衣装、場所、光の向きを統一する。

私の調整メモ: ネオンは味付けであって、主食ではありません。人物が何をするか決めてから、どのライトを点けるか考えます。

9. K-pop、J-pop、アニメMV:場所を変える前にキャラクターを固定する

この系統では、人物の識別、衣装、動きが重要です。ショットごとに髪型、体の比率、配色を作り直すと、どれだけきれいでも同じMVには見えません。

プロンプトA:3人のダンスフック

おすすめ: K-pop、Dance Pop、SNSのダンスチャレンジ。

7秒、縦型9:16のK-pop風サビダンス映像を作成する。3人のオリジナルダンサーが、明確に異なりながら調和した赤、白、黒の衣装を着て、きれいなライトグレーのスタジオに立つ。固定の全身ショットで、簡単な同期動作を3つ行う。それぞれを1ビートに合わせ、最後は三角形の立ち位置へ戻る。照明は明るく均一にし、3人の顔、衣装、身長比、左右の位置を統一する。追加のダンサーは入れない。

プロンプトB:オリジナルアニメキャラクターのサビ

おすすめ: J-pop、アニメMV、キャラクター物語曲。

8秒、16:9の手描きアニメ風サビ映像を作成する。短い銀髪のオリジナルキャラクターが濃紺の制服ジャケットを着て、夕暮れの校舎屋上に立つ。風が髪とジャケットの裾を揺らす。目元のクローズアップから上半身までゆっくり引き、サビの頂点で、空を横切る紙飛行機を見上げるショットへ切り替える。最後は同じ上半身の構図へ戻る。オレンジがかった赤い空、濃紺の衣装、柔らかな肌色を使い、輪郭、髪型、衣装、紙飛行機の向きを統一する。

私の調整メモ: 特定のアーティスト、監督、著作物をそのまま模倣するより、オリジナルキャラクター、照明、カメラ言語で方向を伝えるほうが安全です。自分だけの見分けやすさも作りやすくなります。

10. 映画音楽、Ambient、クラシック:音に合わせて空間を広げる

歌詞がない音楽では、空間、天気、カメラの速さが物語になります。登場人物を増やす必要はありません。風景の中に小さな人物をひとり置くだけで、曲の広がりを強くできます。

プロンプトA:雪山のクレッシェンド

おすすめ: Ambient、Neo-classical、ゆっくり積み上がるクライマックス。

10秒、16:9の映画的なミュージックビデオを作成する。長い濃色のコートを着た人物が、雪に覆われた山頂の縁に立ち、下では雲がゆっくり流れる。前半は超ロングの固定ショットにする。弦楽器が盛り上がり始めたら、人物の周囲を4分の1だけゆっくり回り、雲の間から差す陽光で尾根を照らす。純白、寒色の青、少量の金を使い、人物の位置、コート、尾根の形を統一する。

プロンプトB:水中の大聖堂

おすすめ: オーケストラ、夢のようなAmbient、ボーカルのない映像作品。

10秒、16:9のシュールなオーケストラMVを作成する。ゴシック様式の大聖堂が透明な水の中に完全に沈んでいる。ステンドグラスを通った陽光が、石柱と浮遊する粒子に動く光線を作る。中央通路に沿って、ごくゆっくり前進する。音楽のクライマックス直前、小さな魚の群れが光線を横切る。寒色の青緑、石灰岩のグレー、金色の光を使い、建築構造、水流の向き、物理的な整合性を保つ。人物や文字は入れない。

私の調整メモ: 「壮大」は、物を大きくするだけではありません。カメラが動き始める瞬間と、光が現れる瞬間が、映像を音楽と一緒に呼吸させます。

ひとつのジャンル用プロンプトからフルMVへ広げる方法

ひとつのプロンプトで、ひとつのよいカットは作れます。でも、3分間の映像を一度にまとめるのは苦手です。私がよく使う手抜きなのに効く流れは、短く作ってから少しずつ育てる方法です。

ステップ1:サビの6〜8秒を先に試す

サビは曲のエネルギーを最もわかりやすく表します。被写体、動作、場所をひとつずつ選び、フル尺に生成回数を使う前に、その映像方向が曲に合うか確認します。

ステップ2:ビジュアルアンカーをひとつ残す

人物、小道具、色、場所からひとつ選びます。R&Bの雨の窓、ヒップホップの銀の腕時計、City Popの車窓反射などです。後のショットでも繰り返せば、MV全体が別々の広告10本を並べたようになるのを防げます。

ステップ3:曲構成に沿ってカットを分ける

イントロで空間を見せ、ヴァースで人物を紹介し、プリコーラスで動きを加え、サビで最も強い画を出します。ブリッジで対比を作り、アウトロで最初のモチーフへ戻します。詳しい流れは、AIでミュージックビデオを作る方法で紹介しています。

ステップ4:SoulVidで絵コンテに整理する

楽曲、歌詞、選んだジャンルの方向をSoulVid AIミュージックビデオ生成ツールへ渡します。まず会話でビジュアルコンセプトを固め、その後、曲の各セクションを編集できる絵コンテのシーンへ分けます。方向が安定してから映像を増やすほうが、巨大なプロンプトひとつにすべてを任せるよりコントロールしやすいです。

AI MV用プロンプトが暴走したときの直し方

問題 よくある原因 修正方法
きれいなのに曲と関係がない 雰囲気とスタイルの形容詞しかない 曲のセクション、具体的な動作、ビートイベントを追加する
ショットごとに別作品に見える ビジュアルアンカーがない 同じ人物、小道具、衣装、色を繰り返す
顔や手が変わり続ける 被写体が多い、カメラが遠すぎる ひとりのミディアム寄り、または部分のディテールにする
ドロップの変化が伝わらない 「energetic」としか書いていない ドロップ前後の光、動作、空間の変化を指定する
ランダムなムードボードに見える カットごとに場所を変えている ひとつの場所に絞り、カメラ角度で変化を作る
字幕が謎の記号になる 正確な文字をモデルに求めている 安全エリアを残し、歌詞は編集で追加する

よくある質問

AIミュージックビデオ用プロンプトは日本語と英語のどちらで書く?

どちらでも使えます。大切なのは構造が明確かどうかです。英語のカメラ用語を得意とするモデルもありますが、日本語でも被写体、動作、場所、光は十分に説明できます。まず使い慣れた言語で具体的に書き、必要に応じてpush-in、tracking shot、close-upなどの用語を残して試すのが実用的です。

ジャンル名だけでよいMVを生成できる?

偶然きれいな画が出ることはありますが、安定はしません。ジャンルは大きな方向しか示さないため、誰が何をするか、どこで起きるか、カメラがどう動くか、どの要素を統一するかまで伝える必要があります。

ひとつのプロンプトでMV全編を生成できる?

おすすめしません。ひとつのプロンプトで6〜10秒の1カットを作り、同じビジュアルアンカーを使って複数シーンへ広げるほうが、人物、リズム、物語の一貫性を保ちやすくなります。

SunoなどのAI楽曲にも使える?

使えます。曲を書き出し、イントロ、ヴァース、サビ、ブリッジ、アウトロを確認したうえで、曲のエネルギーに近いジャンルのテンプレートを選びます。詳しくはSunoでミュージックビデオを作る方法をご覧ください。

TikTok、Reels、Shortsに合うアスペクト比は?

短尺プラットフォームでは9:16を優先します。重要な被写体は中央付近に置き、下部の操作バーと右側のボタンを避けます。YouTubeのフルMV、Webサイトへの埋め込み、映画的な横型作品には16:9が向いています。

複数シーンで同じキャラクターを保つには?

髪型、顔の特徴、衣装、アクセサリー、色を固定し、参照画像をビジュアルアンカーにします。新しいプロンプトで人物を作り直さず、場所と動作だけを変えてください。

有名な歌手や監督の名前をプロンプトに使ってもいい?

必要な特徴を具体的に説明する方法がおすすめです。たとえば、ローアングルの手持ち、暖色のフィルム粒子、ミニマルなスタジオ、雨の夜の反射などです。存命のアーティストや監督、著作物のスタイル全体を複製する指示は避けましょう。オリジナルの方向は、自分の映像表現として育てやすい利点もあります。

ジャンルをひとつ選び、最初のサビカットを作ろう

ジャンルは出発点を決めます。完成度を決めるのは、カットの細部です。上の20個から曲にいちばん近いものを選び、人物、場所、色を書き換えて、まず6〜8秒のサビを生成しましょう。

初日から3分の大作を設計しなくても大丈夫です。8秒のサビが成立したら、今日は勝ちです。

曲に合うビジュアルアンカーが見つかったら、SoulVidで音楽、歌詞、ジャンルの方向をひとつの絵コンテへ整理し、シーンごとに調整しながら次のAIミュージックビデオを仕上げてください。

Ethan Brooks の著者アイコン

著者

Ethan Brooks

SoulVid AI動画ワークフロー担当ライター

Ethanは、画像・歌詞・プロンプトをストーリーボード主導のAI動画に仕上げるための実践ガイドを、クリエイターや小規模チーム向けに執筆しています。

続きを読む

Sunoの音源を映画的なMVシーンへ展開する音楽クリエイター
SunoでMVを作る方法|AI楽曲からミュージックビデオ制作
音の波形が映画のような歌詞動画フレームに変化するグリッチアート
【2026年】AI歌詞動画メーカーおすすめ5選|用途別に比較
シンプルなアイデアを音楽と縦型映像に変えるクリエイター
AIでミュージックビデオを作る方法:ひとつのアイデアから完成MVまで